こんにちは、チビ・スタイルの横山です。
雛祭りのひな人形は、平安時代に貴族の子供たちが雛遊びに用いた「雛=ひいな」と人形に由来するといわれています。
江戸時代の初期までは、紙で作ったひな人形を2〜3対並べ、それに菱もちや白酒を供えた簡素なものでした。
こんにちのように、三人官女や五人囃子などを従えるようになったのは江戸時代の後期になってからなんですね。
そんなお雛様ですが、初めて選ぶ雛人形・・・・・何を買えば良いか分からない方も多いかと思います。
最近人気のあるタイプは、「木目込み人形」と言って、木製の胴体に溝を彫り、そこに布地の端を埋め込んで衣裳を着せて作っていく雛人形なんです。
一般的によく見られる「衣裳着人形」のような豪華さには欠けますが、コンパクトでかわいく、素朴な味が特徴です。
そこで、私がお勧めする木目込みの雛人形作家、『真多呂さん』と『原孝洲さん』のお二人をご紹介しますね。


真多呂人形 彩光雛ケース入セット
真多呂人形の作者は、二代目 金林真多呂さん。
先代の名人芸は現代感覚あふれる二代目金林真多呂さんに受け継がれ、ひな人形をはじめ浮世人形など数多くの作品を発表しています。
二代目金林真多呂さんは幼少より人形制作に親しみ、日本の伝統芸術に興味をもち、父 先代真多呂について技術を学びます。
彫塑やデッサンを学び、人形制作を総合芸術として高め、従来の人形師の枠を超えた近代性を備えた制作者として評価を得ていますよ。
真多呂人形が何よりも大切にしていること、それは、木目込み人形唯一の正統伝統者の名に恥じない、確かな“技”なんだそうです。
二代目真多呂さんは、安田周三郎氏に師事して塑像を学び、さらに澤田政廣氏に師事してデッサンを学び、伝統的な人形制作を総合芸術に高めました。
人形の原型は、すべて真多呂の手によって、一体一体丹念に作り上げられています。
もちろん完成品をつくるまでの工程もすべて手づくり。
多くの専門職人が作業を分担し、真多呂の原型に、さらなる芸術の息吹が吹き込まれます。
衣装にも大変深いこだわりを持っています。
平安時代の衣装を綿密に考証した上で、創造性豊かなカラーコーディネートを施しています。
真多呂人形のお顔は、どちらかといえばクールで現代的、今の言葉に言い換えらえばスタイリッシュというのでしょうか・・・・・
いつまでも飽きない、眺めれば眺めるほど味わい深い人形ではないでしょうか。
◆【真多呂】さんの雛人形・オンラインショップはこちらをどうぞ
![]()

花香雛(はなかびな) / 作者:原孝洲さん
原 孝洲さんは幼少の頃より、実の父である初代の傍で人形師としての心がまえを学びます。
18歳より、初代から人形制作の手ほどきを受け、修業を重ねます。
昭和61年、初代が創りあげた人形づくりの奥義(昭和41年、文部省より無形文化財に指定される)を研鑽の末に修得し、二世の襲名を許されました。
その後、創作人形の分野においても数々の独創的な作品を生み出し、意欲的な活動を展開しています。
原孝洲さんの雛人形は、汚れのない赤ちゃんのお顔を基本とし、お顔のかわいらしさはこれまでの木目込み人形のイメージを覆すほどの仕上がりです。
抱きしめたくなるほどにかわいらしく、「うちの子に似ている!」という声をよくいただくそうですよ。
コンパクトで飾り場所をとらず、保管も便利な原孝洲さんのお雛さま。
見る人の心をほのぼのと和ませてくれる、自慢の雛人形たちですよ。